中田引退・・・・


とうとう、この日が来てしまいました。


「次につなげていくしかない」というブラジル戦後の一言に
望みをつないでいたんだけど。
ピッチでの7分間は、引退を翻すための
決心の時間だったと思いたかった。


ジダンをはじめ、30代おじん選手が活躍してるこのW杯。
次のW杯、33歳の中田ヒデだって、十分あり得るのに。
鮮やか過ぎる幕引きです。


あえて言いますが
ゴールデンエイジの才能を揃えながら、
世界の舞台で萎縮して、攻めるのを恐がってさえいた日本代表。
この天才世代でさえ、日本のサッカーを具現できないのならば、
日本のサッカーはいつどこで花開くのか・・・。
そんな時が本当に来るんだろうか・・・という不安。
オシムジャパンに期待することで
そんな空虚な思いから逃れようとしている私自身(たぶん世の中も)。


それなのに、
これからの日本のサッカーシーンに
中田が居ない・・・。
もう一つぽっかりと空虚な穴が広がっていきます。


中田には、他の選手に見えないものが見えていたのでしょう。
何世代が早く生まれ過ぎてしまったのかもしれませんね。
でも、歴史ってそうやって早く生まれ過ぎた者たちに、
引っ張られて造られていくのかもしれないけれど・・・。
中田がやりたいサッカーで戦い抜き、
高らかな雄叫びと快活な笑顔で、
現役生活にピリオドを打てたらよかったのに、せめて。



日本のサッカーの
ひとつの時代が終わりました。
「サッカーをやめることが絶対にない」と言っているのだから
いつの日か、日本のサッカー界に戻ってきてくれて
再びサッカーへの情熱を注いでくれる日を
楽しみに待ちたいと思います。